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【ロマンス@パブリックシアター】

脚本があがったのが、初日二日前と新聞の劇評で読んで、さすが井上ひさしと思う今日この頃。
締切ふっちぎっても、次から次へと注文が来るのは、実力があるからなんだろうけど、でももし、自分が一緒に仕事する立場だったら、すごく嫌かも。
そんな井上ひさしの書き下ろし新作は、ロシアの劇作家チェーホフの評伝。
段田安則、生瀬勝久、井上芳雄、木場勝巳という各年代の実力派四人それぞれが、チェーホフの少年、青年、中年、壮年、老年時代を演じるという贅沢な趣向。
四人なのに五年代あるのは気にするな。
妹役の松たか子、妻役の大竹しのぶは役柄固定で、その他全員でモブシーンのちょい役までこなす。
脚本が二日前に完成しようが、役者の力量があればそんなことはまるで関係ないのだということがわかる、舞台。
はっきりいって、ここまで実力者揃いだと、あの井上王子でさえちょっと見劣りするぐらい。
でも、さすがに歌は一番上手かった。
上手い役者さんというのは、ある意味魔法使いだ。
観客をどこか別の世界に上手に連れていってくれる。
不勉強なので、チェーホフのことはなんにも知らないし、チェーホフの作品も知らないのだけど、それでも、ロシアの片隅でボードビルを熱愛した一人の劇作家が暮していたことだけは、充分に伝わってきたのだ。
非常に気持ちのよい2時間半の空間。

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